溶液なら、○を書こう

やあ、jamTomyだ。

今回はまた、

化学の小技について、

書いていきたい。

 

 

 

この前書いたのは、単位だったよね。

脳は同時にこなすことはできないから、

脳をいたわり、単位を書けば、

その分計算に力を注げるってやつ。

 

 

 

これについても、

そして今回のについても、

これからのも、

全部脳関連なんだよね。

 

 

 

だから、今度から、あなたが

自分で手法を考えていくってなったら、

脳の事を意識して考えるといいと思う。

 

 

 

じゃあ、前置きはここまでにしといて、

本題に入ろうか。

 

 

 

ズバリ聞こう。あなた、

 溶液の問題は、お得意?

そう、溶液。

食塩水とか、五水和物とか。

 

 

 

正直、化学を順調に進んでた人が、

一番最初にぶつかる壁だと思う

僕もそうだった。

出会うたびに、怯えてた。

 

 

 

何故あんなに厄介だったのだろう。

原因に気付けたのは、

大学生になって、

塾講師のバイトをしてたときだ。

 

 

 

相手は中学生(男子)で、

内容は食塩水の濃度だった。

 

彼は、たくさんの条件を、

軽く読んですぐに計算に入り、

果てしない数の式と戦い、

あげく間違っていた。

原因は、単なる、問題文の読み間違えだった。

 

 

 

おそらく彼は頑張ったのだろう。

より早く、より正確に、

計算式を解くために、と。

頭の中で、不必要な情報を抱えながら。

 

 

 

不必要な情報とは、問題文中の条件だ。

問題を解くためには必須だが、

計算を解くときには必須ではない。

それは、脳の負担になるだけだから。

 

早く問題を解きたかったんだろうか、

問題文を軽く読み流したばかりに、

計算途中に脳に負担がかかり、

視野が狭くなって、簡単なことに気づけなかったんだと思う。

 

 

 

 

 

では、どうすればいいか、だよね。

脳の許容量を増やす?

注意力を高くする?

いや、もっと簡単なことがあったんだ。

表、を書くこと。

 

 

 

彼にそれを教えたら、

不満げな様子だったよ。

「表を書く時間が惜しい。」

「しゃらくさい。」ってね。

分かる。すごく分かる。

 

 

 

そもそも、僕自身も、

表は書かない人だったからね。

表を書くという手も、

先輩講師から助言してもらったんだ。

 

 

 

僕は怪しそうに教えた。

彼は怪しそうに実践した。

 

次の問題は、先の問題の発展だった。

より条件が入り乱れていた。

 

彼は、表を書くことで、

見事に満点回答を出して見せた。

 

彼は驚いた。

僕も驚いた。

「これほどのものか、表の力は!」

 

 

 

僕たちが、

普段脳に与えている負担っていうのは、

僕たちが思っている以上に、

大きな影響力を及ぼす。

 

 

 

繰り返しになるけど、

そういった負担をいかに、

っていうのが、

コツなんだなぁって思う。